投稿者「ino」のアーカイブ

スポーツが怖い

「スポーツ」と言われるものを 見るのもするのも好きではなかった。 突然そうなったのではなく、幼い頃から そうなので、なぜそうなのか考えることも なかった。 あらゆることには訳があり、 それをよく考えることが、 よりよい生 … 続きを読む

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西暦2025年

気づくと季節が進んでいる。 特別時間に余裕がないというわけではないが、 逆にあまり時間に囚われたくないと 私は思っているに違いない。 この頃、「私」というのは、こうやって意識を持って 脳で考えているものだけではなくて、 … 続きを読む

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天気図

秋雨前線が北から降りてくる。 緞帳のように降りて夏が幕となる。 そういうことを見せてくれるのが 天気図である。 小学生の頃、夜、気象通報を聞きながら 天気図を描く練習をしていた。 「御前崎、南東の風、風力三、晴れ、  十 … 続きを読む

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長月

わたしの八月は終わって九月である。 台風十号はいつまでものろのろと そこらを彷徨っていて、 はっきりと形が無くなってしまっても まだ空の景色を変えてしまうような 力を持っている。 あちこちで空が落ちてきて 困っている人が … 続きを読む

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情報

ネットが無い頃はどうしていたのか、 もう思い出せないくらいになっている。 しかし、考えてみるとどの情報も 誰だか知らない人が何らかの意思を持って ネットの川に流す餌のようなもので、 その人は大きな魚を釣り上げようと して … 続きを読む

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葉月

命に関わる危険な暑さです、と 予報士は何度も画面の中で言っている。 エアコンの効いている室内から 外に出ることが 宇宙船の船外活動のようである。 それでも朝、ベランダん出ると 毎日少しづつ違っている。 そう、季節は動いて … 続きを読む

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水な月

この頃季節は二週間から三週間ほど 先にずれているような気がする。 六月に入ると紫陽花が目に映る。 小さい頃、実家の庭先に紫陽花があって 紫陽花との距離が今より近かった。 ところで、水無月の「無」というのは 当て字であって … 続きを読む

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言葉の世界

同じ単語が同じものを 指しているかと、そうでもない。 それは方向を示しているだけだ。 人によって、その言葉を発した時に 想っていることが違うから 自分の想いを単語の連なりによって 表したとしても、それが他者に 自分の想っ … 続きを読む

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言葉の力

海外から伝わってくる多くのことには たいてい間違った言葉がついている。 きっと、それらのことをよく理解していない 人がてきとーなイメージでつけた カタカナ英語みたいな外来語がついている。 幼い頃から信頼できる人がおらず、 … 続きを読む

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さくらさく

花の命は短いと言うが、 桜の花の命は特に短いのではないかと思う。 花は虫を呼び、命を繋ぐための 大切な催しのはずだけれど いつだって 大切なことには時間がかけられない。 扉はいつも開いているわけではない。 ごく短い間の出 … 続きを読む

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