ゆるやかに

言葉が出てこない。
多分それは、じっと耳を澄ますことのできる
時間や場所が無いということだろう。
あるいは、そうでなければならない
という根拠のない信念のようなもので
貶めているということで
それは実際、堕落というものに限りなく似ている。

川は山から海に向かって流れる。
高低差があるからである。
水は高いところから、低いところに流れる。
そういう当たり前のことを知っていながら
そしてまた自分もそうやって川のようなものを
下っていながら、水を海から山に向かって
流そうと考えていたりする。
何が海で、何が山なのか
考えることは、結構必要なことだったりする。
大きな流れに抗うことは得策ではない。
大切なのは、自分にとって
好ましいと思える流れを見つけることだろう。

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