りあらいず

ずっと雨が降っていました。
植物に喜びというものがあるでしょうか。
それは鮮やかな緑色で
美しくもあり、少し怖ろしくもありました。
沢山の力を秘めているように見えたのです。
上空で回転する空気のことを
台風、と私たちは呼びます。
名前を付けることによって
それを他者と共有できるのです。
それがイメージです。
しかしまだ名前のないことは
身の回りに沢山あって
実際そういうものの方が
私にとって意味があることなのかもしれない
と思ったりします。
名前が無いということは
他者と共有する必要がないということですが、
名前のないものを伝えることが
表現ということなのだと思います。

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