鼻につく

芸人にしても
ミュージシャンにしても
作家にしても
長い間、同じ芸風、作風でやっていると
それがまるで物まねみたいに
鼻につくようになる。
なぜだろう。
自分も時代も変わったのに
あの頃と同じ事を
同じ方法で
やり続けているからだろう。
加齢に合わせて、
世界に合わせて、
少しずつ変わってゆくことが
自然なのだ。
過去の物を今に持ち出すのなら、
今の味に
調理しなくてはならないのだろう。
何も変わらないことは
不自然なのだと思う。

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