小事

昨日はひどい雨だった。窓の外が白くなった。
先月はあれだけ晴れのが続いたのに、安定しない天気が続く。
いや、逆に安定して雨が続くと言った方がいいのかもしれない。
雨の日が憂鬱なのは、バスが遅れる、混む、足元が濡れる、
風に傘が煽られて歩きにくい、ということか。
考えてみると、あんまりたいした理由ではない。
たいしたことがないほんの些細なことで、人の気持ちは下降する。
だからきっと、ほんの些細なことで、喜び、そして幸福感も
得られるのかもしれない。
良いことは大きいと、心の何処かで思っているふしがあって、
そういうのが思い違いなのだきっと。
何事も断片だ。

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