水な月

この頃季節は二週間から三週間ほど
先にずれているような気がする。
六月に入ると紫陽花が目に映る。
小さい頃、実家の庭先に紫陽花があって
紫陽花との距離が今より近かった。
ところで、水無月の「無」というのは
当て字であって、
「ない」という意味ではなく音だけを
示しているそうなので、
「水な月」ということのようだ。
さっそく紐のような前線の筋が
天気図に現れているのを眺めながら
雨の季節を味わっている。

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水な月 への2件のフィードバック

  1. みなみ のコメント:

    こんばんは。
    ご無沙汰しております。
    お変わりありませんか。
    井の頭線の紫陽花を見ながら、私も幼少時を思い出しています。
    梅雨になると、父は紫陽花についていたカタツムリを小さな箱に入れて持ち帰ってくれました。
    今はほとんどカタツムリを見なくなりましたね。
    年齢のせいなのか、田舎の幼少時を思い出しては込み上げてくるものがあります。

    これから長い暑い夏が始まりますね。
    くれぐれもお体を大切になさってください。

    • ino のコメント:

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      特に変わりなくやっています。

      確かにこの頃、カタツムリを見ないですね。
      落ち葉が重なって湿ってふかふかの場所が少なくなったせいで
      カタツムリも生きづらくなってしまったようです。
      井の頭線の車窓には確かにたくさん紫陽花が見えますね。
      調べてみると、紫陽花の葉には少し毒があるので、
      カタツムリは食べないで、もっぱら乗っかって
      湿り気を楽しんでいるだけのようですね。

      また、暑い夏がやってきますね。
      みなみさんも体に気をつけてよい夏を。

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