月別アーカイブ: 2017年7月

夏のこと

いつの間にか変わっているのが 季節というものだとしたら それは季節のことを あまり見ておらず いつも考えていないということだと思う。 想いを費やしていないことは 「いつの間にか」変わる。 深く物事を見て いつも考えるよう … 続きを読む

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闇の光

東の空には丸く大きく見える月が 西の空には遠く花火が上がっていた。 どん、どん、と低い音が ずいぶん遅れて私に届いた。 ベランダにはぬるい風が吹いていて、 今暮れたばかりの空の端に まだいくらかの光が残っている。 夏なん … 続きを読む

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文月二千十七

七月にもなると 世間は七夕などと言って 願い事を短冊に書いて吊るすのだろう。 私には家族というものがないから、 ささやかな願い事を ひとに見せる機会もないだろう。 そういえば 世界はいつからこんなに速くなったのだろう。 … 続きを読む

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