団体

いくらかの団体で行う花見とか
バーベキューというようなものに行くと、
ぽつんとする。
自分の存在というものについて
考えてしまう。
すなわち同じ空間の中で共有すべき
価値観というものから
私がどのくらい離れているか
ということについてである。
どうしても混ざらないのはきっと
私がそういうことの良さを
見つけられていないというよりも、
私と集いたいと思う人が
この場にいないであろうということに
気付いているからなのだろう。
実際のところ、どんなイベントごとも
そうなのかもしれないけれど
「ふつう」の人々は努力をして
自分の境界を少し溶かしながら
混ざり合おうとするのだろう。
要するに努力が足りないのだが、
そういうことを埋める技を
いまだに私は身につけていないようだ。

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