風音

木々が無ければ風の音はつまらない。
木の葉が奏でる風の音はざわざわとして
それはまるで合唱のようだ。
ひとりで口笛を吹く孤独とは違う。
猫が見ているものは
現実に見ることができる風景ではなくて
脳の内側に影絵のように映ったものではないか
そんな気がする。

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