月別アーカイブ: 2014年12月

サンタクロース

つい最近、 サンタクロースというものを 信じるようになった。 小さい頃は獅子舞の獅子にようにしか 思っていなかった。 親も、サンタクロースがプレゼントを 持ってくるなどと言ったことはなかった。 クリスマスというものは 秋 … 続きを読む

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装う

冬は装いの街。 風が吹けば風の しんと冷えればしんとした 装いが街を流れてゆく。 喫茶店でひとり 珈琲の黒い表情を伺って それを見ていた。 暮れてゆく街には つがいの人達が多かった。 通りの向こう側のパブは 午後の早い時 … 続きを読む

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たいせつなもの

私が大切だと思っていることを ほかの人が大切だと思っているわけではない。 私が好きなものを ほかの人が好きなわけではない。 私が好きな人が 私を好きなわけではない。 私は私の世界を生きており、 ほかの人の世界とは重なって … 続きを読む

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記念日

「祝日」というのはよい言葉だと思う。 何かを祝うことの喜びが 体のどこかに格納されていて、 そういったことがあたたかく 溢れ出してくるようなことだと思う。 しかし、現在の日本の祝日というものは 単なる休日であって、 たぶ … 続きを読む

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十二月に入ると急に寒くなった。 冬の寒さを私は忘れてしまったのだろうか と思うほどに寒くて まるで年明けのような心持ちでいる。 ベランダで見る太陽は確かに低い位置にあって、 地軸の角度が変わっていることが分かる。 冬はな … 続きを読む

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主題

日々の生活にテーマなどないが あってもいいかもしれないと この頃思う。 テーマをもって書かれない小説は 面白みのないものになるだろう。 テーマとはふるいのようなもので、 ものごとの粒をそろえる。 またテーマとは光のような … 続きを読む

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