月別アーカイブ: 2014年5月

鼻につく

芸人にしても ミュージシャンにしても 作家にしても 長い間、同じ芸風、作風でやっていると それがまるで物まねみたいに 鼻につくようになる。 なぜだろう。 自分も時代も変わったのに あの頃と同じ事を 同じ方法で やり続けて … 続きを読む

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波打ち際

季節はいつも肌に触れていて、 そうして雨はやってくるのです。 そういうことを知っています。 しかし、少しずつ変わるもののことは 気付かないことにしているものですから、 すっかり濃くなった街路樹に あぁいつの間になどと思っ … 続きを読む

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記憶

本棚の隅でパンフレットを見つけた。 「ネロリ」ではなかった。 それは「マルメロの陽光」という静かな映画だった。 パンフレットを買っていたということさえ忘れていた。 ビクトルエリセ監督が撮ったアントニオロペスの映画。 19 … 続きを読む

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ネロリ

ネロリという果物があるのだと思っていたが、 インターネットの向こう側からやってくる情報には ネロリというのは、だいだいから取り出した精油である と書かれていた。 ずっと昔、ネロリを書き続ける画家の映画があった と記憶して … 続きを読む

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退屈と静寂

淋しさと退屈は違うように 静寂と退屈もまた違うだろうと思う。 この頃のテレビや映画は 少し喋りすぎで、それから音楽で埋めすぎで 何だかうるさいなと思う。 映画やドラマの脚本を見たことはないけれど、 あんなにたくさんの台詞 … 続きを読む

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孤独の巣

東京は孤独の巣みたいじゃないですか と、四角い画面の中で言っている人を見て 私の中の何かが反応するのが分かった。 きっとそういうことが 私の主題になることだと思っている。 しかし、孤独とは何なのか 考えようとすると 自分 … 続きを読む

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