素粒子

池には水があったりなかったり、
空には星があったりなかったり、
心には愛のようなものがあったりなかったり、
財布にはお金があったりなかったり、
どんなものだって、
あったりなかったりします。
いつでも言っているように
我々の知っているものは、
すべて波なのですから。
そんなことを夜中に言ってみたところで、
行いというものは正せるものではなくて、
通気口からフィルター越しの空気が
流れ込んで来るのに気付いたりするわけです。
それは吸い込んでいるということに
気付いていないということでもあります。
押したり押されたり、
それはどちらも同じことなのですから。
春になれば湯船の温度は
もう少し下げてもいいと思います。
それが節約というものでしょう。
良い人になることが必要でしょう。
すなわちスリッパをそろえて脱ぐということです。
歪まない世界を持っているならば、
それは誇りかもしれません。
しかし関係性というものが薄れてゆけば、
存在というものも薄くなるのです。
適切な睡眠時間を取ることが大切だと、
四角い板の中で
ぺらぺらの人々が言い合っているのを見て、
私はボタンを押します。
何事にも根拠が必要なの
師匠はそう言って私を見ました。
明日は給料日だったと思います。

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