つもるはなし

このような大雪は45年振りである。
そうニュースが伝えている。
そうだったかな。
記憶の中の降雪を思い出そうとする。
報道というものを
頭から信じていないのかもしれない。
「23区内で」という話しかもしれない。
同じくらい降った年は
いくらもあったような気がする。
山で育った自分にとっては
平地の雪というのは何か違うような気がしている。
それは言ってみれば
かき氷みたいなもので
自然現象なのだけれど
人工的な何かに感じられるのだ。
自然とは何かという先入観があるのかもしれない。
人工的を英語で言うとartificial。
アーティフィシャルという言葉は
「人工的」という言葉よりも
何だか希望があるような気がする。
そこに志があるかどうか
そういうことかもしれない。

カテゴリー: 諸行無常 パーマリンク