あたたかい筒

ここのところ水筒を持って
仕事に行っている。
珈琲を入れてみたりしたけれど、
匂いの強い飲み物を入れると
変な匂いが残ってしまって
珈琲専用みたいになってしまうので、
もっぱら温かいお茶を入れている。
温かいお茶をたくさん煎れるのは
なかなか面倒なので、
水出しの麦茶のパックに熱湯を注いで
熱い麦茶を作り、それを入れている。
ずぼらである。
しかし、ずぼらでも何もしないよりも
何かした方がいいのだ。
ゼロはどう見てもゼロなのである。
そういえば「無」というのは、
ゼロではない。
なぜなら「無」は感じるものだからである。
話がそれた。
熱い飲み物を入れた水筒が
鞄の中に入っている、それだけで
とても温かくなる。
それが、こころというものだ。

カテゴリー: 諸行無常 パーマリンク