書け

その時というのは
どの時か分からないけれど、
必然性というのは
今そうしているということです。
今しか書けないこと、
今しか言えないことがあるはずで、
それは必然を持って書くことが
できる言葉なのです。
そういうことをたとえ分かっていたとしても
実行に移さなければ、何も無かったのと
同じ事になってしまうのです。
もちろん、それでいいのかもしれません。
しかし、それでは生について
意味付けしようとしていた過去の
自分に反することになるでしょう。
人は自然な状態でふわりと浮かべた時、
どちらの方向に流れてゆくのか
それが素性というものですから
黙殺してはならないのです。
わかりますか。
わかっても、わからなくても
こうして生きているということを
様々なものとの関連として
書き残さなければなりません。
意味など問うてはなりません。
解釈することが全てではないからです。
考え、そして進むのです。

カテゴリー: 諸行無常 パーマリンク