雪でした。
余り物の時間をあつめて
四年に一度
いち日という日を作るのが
ふつうになっているから
私たちは何も不思議に思わないが
時々こうして
人生という
ロールケーキのような渦巻きに
一日が増えているということは
割り切れないことが
世の中にはふつうにあるのだ
という戒めのようなことで
そして雪は降るわけです。

関係ないですが
嘘というのはそうスイカの種みたいなものです。
それは取り除いてから食べるということが困難なので
かぶりついて、咀嚼してから吐き出すという
あまり効率的ではないような食べ方をするわけです。
しかし、スイカというものはそうやって食べるのが
ふつうだとされているのだから
誰も不思議がらず、そうやってスイカを食べるのです。
嘘も咀嚼してから吐き出せばいいのだと思います。
きっとみんなそうしてきたのです。

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