起立

今日は立冬だそうだ。
冬が立っている。
冷たさを迎える時はいつも
縦縞模様なのだ。

そういえば、小学校の低学年の頃、
授業中に椅子の上に立ち上がって
「自由の女神だ!」と
突然言ってみたことがあった。
何がきっかけだったのか
まったく憶えていないが、
教師は驚くよりも呆れた風で
しかし、インパクトがあったのか
暫く経ってもその事を忘れず
通知表に書いたため、親に知れて
叱られたのだった。

考えてみると、そのころから
自分には、オチというものがなかった。
オチの無い人生を送ってきました。
理由なんか必要なかった。
一瞬の驚きが欲しかっただけなのだ。
そして今も、物語というものが
一番の苦手である。
相変わらず何事にもストーリーが
足りないなぁと思う。
それは決して良いことではない。
学ぶべきなのはストーリーだと思う。
子供は四コマ漫画を
必死で書くべきだ。
あ、大人もね。

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