タイムマシーンではありません

洗濯機に頭を突っ込んでみると
やっぱりどうもカビ臭かった。
洗濯機の寿命というのは
どのくらいだろう。
やっぱり年寄りになると
加齢臭というかそういう
臭いが漂ってきて、
どうしようもない感じになってしまって
寿命を全うする前に
安楽死させられる運命にあるのだろうか。

ドラッグストアで
洗濯機の洗浄剤というやつを
ひと瓶買って来て、
どぼどぼと注いでから運転してみた。
こういう薬のほとんどは
「強力」という文字がプリントしてあるが、
何と比べて強力なのか分からないし
その強さを感じたことがないので
あまり信用してはいない。
そもそも、この頃
信用できることなんて
何も無いではないか。

洗浄が終わってみると、
今のところは
ふんわりと洗剤の香りが残っていて
あまりカビの臭いはしなくなった。
一応、効果はあったのかな。
あったということにしておこう。

inoさんは自分を信じていますか。
最近、そう訊かれた。
信じるというのは、対象物のある側面が
自分からどのくらい離れているのか
ということだと思うから
自分と距離の無い自分というものは
信じるとか信じないとか
そういう対象とはちょっと違って
どちらかというと、基準点なので
「どちらでもないです」
と、答えたけれど
きっと相手は「は?」という感じで
僕を見たかも知れない。

それにしてもただ、僕は眠いのだ。

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