月別アーカイブ: 2011年5月

とおりがかり

五月の終わり。 春でもなく、夏でもない とても中途半端な季節が 本当はとても良い季節なのだ ということを知っている。 陽射しが柔らかで 風があまくて すこやかな気持ちになるということ。 しかし、現実というのは とても理不 … 続きを読む

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やさしいきせき

ものごとには、始まりと、 それから終わりがあります。 物語も同じです。 そういう基本的なことを時々忘れていて 永遠というものを信じたり そもそも終わりというものを 無かったことにしたり そうしないと苦しみから逃れられない … 続きを読む

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つたえたいことと、つたわること

伝えたいことなんて無くてもかまわない。 あるいは伝えたいことなんて、きっと些細なことだ。 なのに人は、伝えたいことが大きくて、 たくさんあればあるほど、すばらしい事だと思っている。 実はそうやって具体化された、伝えたいこ … 続きを読む

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東京の海

電車に乗って、海沿いの街に行った。 まるで夏のような、暑い日だった。 上着を着てこなくて良かったと思った。 それは行楽というわけではなく、 仕事関係の展示会を見るために行ったのだった。 まるで祭りのように、大勢の人が ぞ … 続きを読む

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停滞する前線には気をつけて

天気図を見て「あれ、まだ五月だったよな」と思う。 だって、日本を横断するように長い前線が伸びて、 台風までグルグルとそこに印されている。 どう見たって梅雨時の天気図ではないか。 案の定予報では、今週いっぱい雨が続くことに … 続きを読む

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夏のような春の日

また雨が通り過ぎて、 季節が少し進む。 太陽の位置が高くなって、 影が短くなる。 風が吹いて、カーテンが揺れる。 五月というものもまた そうやって、僕の前を通り過ぎてゆく。 窓ガラスを綺麗に拭いて、 夏のような光を迎え入 … 続きを読む

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五月ということ

空気が徐々に湿り気をおびていることが わかったら、五月になっている。 誰も五月になったよと言い合う人はおらず それが喜びなのか悲しみなのか分からぬまま 季節というのは勝手に進むものなのだ。 いまさら、ベランダでそういうこ … 続きを読む

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