なんだか落ち着かない。
こういうのを何というのだろう。
胸騒ぎ、とは違うような気がするし、
ただの動悸というやつとも違う気がする。
春が近いせいだろうか。
動物は、春が近いとむずむずするというし。
近くて、そして遠いことは
喜びと絶望のサンドイッチのようなもの。
あるいは極寒と灼熱の行き来か。
どのような物質も安定する方向に向かおうとする。
今、これを書いているのは、スターバックスの
丸いテーブルの上なのだけれど、
このテーブルも不安定で、キーを叩く度に
ぐらぐらと揺れる。
走り出したい焦燥感と、
ひたすら眠りたい倦怠感。
別にいらついているわけではないけれど。
夜中に帰って、シャワーを浴びてから
ソファーに座ると、いつも座ったまま眠ってしまう。
しかし、そのような時、必ず舌を噛んでいる。
舌を噛んだまま眠っていて、痛くて目が覚める。
ゆっくりと口を開けて、舌を伸ばし、
いかんいかんと思いながら、ベッドに移動する。
ベッドで眠る時、妙な体勢で眠ると、
朝、体中が凝り固まっている。
妙な体勢のまま朝を迎える。
だから最初から、きちんとした格好で眠らなければならない。
仰向けで、お腹の上に携帯電話を置いて眠ったら、
朝、目覚めた時も携帯電話はそのままお腹の上にあった。
どうも僕は、土左衛門のように寝返りをうたないようだ。
何かのテレビで見たけれど、寝返りをうたないと
血行が悪くなるので、健康にも睡眠にもよくないのだそうだ。
もしかしたら、老人のように運動能力が低下している
ということかもしれない。