月別アーカイブ: 2010年12月

目を閉じると寝てしまう

朝が燃えていて、それなのに冷たかった。 慣らされてはいけない。 そういうものだと思ってしまうと、時間が折りたたまれる。 遠くの星も、近くの塵も同じように輝いて、 願い事を叶える光に見えてしまう。 ある程度の距離を超えると … 続きを読む

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レモンスカッシュって言え

雨の月曜日、バスは来ない。 永遠というのは、本当に果てがないのだろうか。 そんなことはない。それは嘘です。 なぜなら人の命には限りがあるからです。 しかし、それでも地球は丸いわけです。 ぐるっと回ると、元の場所に戻ってく … 続きを読む

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わすれものは何ですか

風が吹いている。 北の窓と、南の窓の間には僕の生活があって、 その間を冷えた冬の空気が走り抜け、 青い空に帰って行く。 僕はインスタントの味噌汁に、お湯を注いで、 紅鮭とイクラの入ったおにぎりを頬張っている。 セメント工 … 続きを読む

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赤いものは赤いと決まっている

このごろ、やっと冬という言葉に真実味が出て来た。 とっても見たかったNHKの番組 「トレッキング エッセイ紀行 「イタリア・ドロミテ」」 の再放送があった。ずっと待っていた。 これは、2004年に放送されたもので、角田光 … 続きを読む

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落下する火曜日は窓を閉めて

夜は冷気。 叫び出したい衝動を抑えて、変わりかけた信号に飛び込み まとわりつこうとする闇を振り払った。 明るいとか、暗いとか、そんな相対的な概念は意味がない。 必要か、それとも不要かそれだけだ。頼る物なんてない。 写真を … 続きを読む

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優しくはない

なくしてしまった後で、その大切さに気付く ということは、よくあることだ。 損なわれてしまったものは、戻らない。 だってもう、形がなくなっている。 しかし、大切さという観念は型抜きされたように はっきりとした輪郭をもって濃 … 続きを読む

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ちりぬるヲ

葉が落ちてしまうと、 景色から黄色や緑色が消えて 空が広くなる。 その事を、寂しくなったと 表現すべきだろうか。 枝は高く、空を突き刺している。 空はいつも、寂しさの対象である。 こころ、というのは 記憶のことだろうか。 … 続きを読む

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本当のことってあるかな

地球外生命体ではありませんでしたね。 しかし、それを発表するのがNASAでなければ ならなかったのか、僕にはよく分かりませんでした。 命というのは、いったい何でしょう。 ヒ素を取り込んで蠢くバクテリアもまた命を持っていて … 続きを読む

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年を忘れることを拒否する

忘れたいことなんてありません。 だから、職場の忘年会、今年も欠席にしました。 そもそも、どうして利害関係のある人たちと 五千円も会費を払って、お酒を飲まなければならないのでしょう。 そしてそれがまったく楽しそうではない会 … 続きを読む

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幸せの黄色い銀杏

いつものように、相対性理論のCDがタイマーでかかり、 携帯電話のアラームが三回分鳴っても、目が開かなかった。 瞼は光を遮るためにあるのだと思った。 それで、家を出る時間がとっくに過ぎてから、 パソコンに火を入れ、体調不良 … 続きを読む

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