地球外生命体ではありませんでしたね。
しかし、それを発表するのがNASAでなければ
ならなかったのか、僕にはよく分かりませんでした。
命というのは、いったい何でしょう。
ヒ素を取り込んで蠢くバクテリアもまた命を持っていて
それが、自分とどう違うのかということなのだけれど。
細胞には尊厳が無く、それが寄り集まって何かの形を成した時
そこに尊厳というものが、生まれるような気がします。
尊厳とは形状によって生まれるものなのかもしれません。
そう、生まれるものなのだ、そう思います。
今日はよい天気でした。
光が溢れていました。
僕は、洗濯を沢山して、ベランダから空に掲げました。
空というのはそもそも青いものなのか、それとも黒いものなのか。
珍しく飛行船が空に浮いて、ゆっくりと動いていました。
飛行船は方向を転換する時、きらりと光って、
その光は、とても遠いところにいる僕に届きました。
のどかであることが、僕にとっていちばん大切なことです。
たとえそれが、同じ事の繰り返しであろうとも。
誰にも否定されなければ、肯定されているのかというと
そんなことはなくて、それは何でもないということでしょう。
何でもないものには形がありません。
何でもないものは、悪ではなくて、ただ関係性を
持っていないという清さがあります。
人は透明なものを透明なままにしておくことに不安を
覚えるものかもしれませんが、僕はそういうジャンルが
あってもいいのではないかと、思っています。