とても、遠い所にあるから
見えるはずがないと、思い込んでいることは結構ある。
晴れた休みの日に、少し高いところから
遠くを眺めてみると、何かしら見慣れない物が見えることがある。
それが、時々、見えないと思い込んでいたものであった時の
驚きというのは、たいそうなものだ。
東京スカイツリーは、うちから38Km東にある建設中の塔だが
きらきらと光って、僕の目に届いた。
驚きから、なんとも言えない喜びに変わることは
自分が何を望んでいるのか、考えるきっかけにもなるのだと思う。
しかし、それは、やっぱり遠くにあって、
物理的な距離について考えざるをえない。
それでもやはり、見えるということについて
満足すべきなのだろうか。
何が十分で、何が十分でないのか、そういう本質的なことを
知りたいと思う。